『竿一本に一種類のリグだけで釣りに行くなら、何を選びますか?』
現在住んでいるところの周りには野池が多数存在しているので、竿を一本だけ持って出かけて散歩がてら釣りをする、なんてことがたまにあります。そんな時に思い当たるのが上記の問いかけなのですが、フロリダでこの質問をされたら、答えは間違いなく、「Zoom Ultra Vibe Speed Wormのライトテキサスリグ」で、決まりです。
フロリダでの基本的な使い方は、30lb程度のPEライン直結で、1/8~3/16ozのシンカーでテキサスリグにして、ただまきしてスイミングさせるだけ。スピードとレンジのコントロールで、その日のコンディションにアジャストします。平均水温が高めのフロリダでは、釣れないときはリトリーブスピードをより速めると良いです。
このリグの偉大なところは、以下のようなかなり色々な釣り方をカバーできることです。
- 水中を引いて、スピナベやチャターの代わりとして
- 水面を引いて、バズベイトの代わりとして
- カバーを撃ったり、ボトムを引いたりと、普通のテキサスリグとして
そして、トレブルフックのついたルアーやスピナベやチャターですら引っ掛かってしまうような、水草やごみが水中や水面に散在するような場所でも、引っ掛からずに戻ってくる、ということです。
あと、植物系のカバーが主なフロリダでは、PE直結の恩恵として、根がかりなど何かに引っ掛かっても強引に引けば戻ってきてくれる、という下手な釣り人にはうれしい特典もあります。
青木大介さんが著書の『適材適所のルアーセレクト』の中で、『引っかかる場所には、引っかからないルアーを。』と述べられていますが、フロリダでは、かなりの状況でひっかからないルアーに選ばれるうるリグで、リズムを崩さずストレスなく釣りを続けたいと思うと、当然使用頻度もあがります。
複数のロッドを持ち込める普段の釣行では、専用ロッドを絶対に用意しておく必要のあるリグです。
# 先日釣れたこの魚も、水面近くまで水草の延びたところで、水面直下でこのルアーを引いて仕留めました。
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