ライブスコープ導入への道 ~ (2) 電気配線デザイン

日本だと、販売店や専門業者にお願いすれば、ベストの方法を提案してくれて、さらに良しなに取り付けまでしてもらえるかもしれませんが、ここはアメリカなので、自力で行わないといけません。人に頼むにしても、こちらで詳細を指定しないと、どのようになるかわかったものではありません。ライブスコープ導入を決定してから、まず最初に取り組んだのが電気配線の検討です。

現状の配線の模式図は以下の通りです。

  1. 12Vのディープサイクルバッテリーを二つ直列につないで24Vを作って、エレキに給電
  2. 一つの12Vのスターティングバッテリーで、エンジンの始動、二つの魚探システム、夜間照明、ライブウェル、ビルジポンプ等のエレキ以外のすべてをカバー

今のボートにはバッテリーを3つ搭載するスペースしかないため、新たなバッテリーを追加するという選択肢はありません。今のまま、もしくは既存のものを置き換えて、新しいシステムに対応するしかありません。

そこで、まず一番最初に思いついた方法は、単純に今のシステムの12Vのバッテリーにライブスコープと新しい魚探を追加する、という方法です。(以下がその模式図)

この方法ですが、色々と問題があります。

  • ライブスコープはブラックボックスでの電気消費が、これまでの魚探システムとは比べ物にならないくらいに大きい。このため、現状の鉛蓄電池では容量が足りず、大容量のスターターリチウム電池の導入が不可欠
  • 船舶にとって、安全上最も重要なエンジンの始動用バッテリーを、魚探用に流用することによって、エンジン始動できないリスクを高めることになってしまう

数週間前にも、釣りを始めてから1時間程度で、湖上でエンジン始動用バッテリーの電圧が11ボルト前半台にまで低下して、エンジンをかけてオルタネーターを回して充電しながら釣りをしたりする、ということがあったので、エンジン始動用のバッテリーにさらなる負荷をかけるのはどう考えても良いとは思えず、この方法は安全第一の観点からも却下。

となると、エレキのバッテリーにも手を入れて、新しいバッテリーを追加することを考えざるを得ません。つまり、24V(もしくは36V)のリチウムバッテリーを導入して、現在二つ使っているバッテリーを一つに減らし、空いたところに新規のバッテリーを魚探系のシステム専用に用意する、というプランです。

このプランの実施を二つのフェイズに分けると、1フェーズ目で、まずはエレキのバッテリーを入れ替えます。エレキは電気系統が他と独立していますので、この作業は非常に容易にできます。

Phase 1

次の段階として、既存の電気系統から魚探システムをすべて分離し、追加する新しいライブスコープシステムとともに、新しいリチウムバッテリーを鉛蓄電池と入れ替えて接続します。

Phase 2

現状の制約下においては、このプランが、当初の懸念事項をすべて解消できるベストのプランであると考えられます。

このPhase 2の実行のためには以下の作業が必要です。

  • 既存の2つの魚探の配線を、既存の配線から分離する
  • 新規の配線を追加して、トランサム付近にあるバッテリーから、コンソールを経て、バウにあるライブスコープシステムに接続する
  • Black Boxをボート内の『どこか』に固定/設置する
    (調べた限り、これについては、バウの床下やコンソールの足元などの方法があるらしいのですが、どこがベストかについては、経験のある人に相談の上決定したい)

この、電気配線関係の作業については、電気的な作業自体は単純であろうとは思うのですが、私がボート内の配線について、経験もない上にボート内の配線の基礎もよく理解していないこともあり、DIYすることを断念し、お金を払って作業してもらう方針にしました。(コンソールにあるスイッチによってシステムの電源をON/OFFできるようになっており、ものすごく単純ではないであろうと想像がついたことも、自分でやるのをあきらめた要因の一つでした。)

とはいうものの、配線方法を机上で決めた後に、まだまだ自分でやらなければいけないことはたくさんありました。

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