フロリダ半島の表土の大部分は、大昔の浅い海に堆積したサンゴ礁や貝殻が、海面の変動や隆起によって陸化し、固まってできた新しい石灰岩です。
元々サンゴ礁だったところが隆起しただけのフロリダ州には、山というべきものが無く、ほとんど真っ平と言っても過言ではありません。フロリダ州で一番高いところは、Britton Hillというところで、なんとたったの海抜105mです。しかも、フロリダ半島部ではなく、アラバマ州との州境の州の北端にあります。

また、次に水面下の状態をみてみると、これも地上と同じような傾向で、極めて浅いところしかない、というのが大まかな傾向です。Florida最大の湖であるLake Okeechobeeと日本の琵琶湖を比べてみると以下のようになります。
| Lake Okeechobee | 琵琶湖 | Okeechobeeの琵琶湖比 | |
| 表面積 | 1,900㎞2 | 670km2 | 約 3 倍 |
| 貯水量 | 約38億m3 | 約275億m3 | 約 1/7 |
| 最大水深 | 4.0m | 104m | 約 1/25 |
| 平均水深 | 2.7m | 41m | 約 1/15 |
例えば、表面積は琵琶湖の3倍もあるのに、貯水量はたったの1/7しかありません。
次に、これらがバス釣りにどのような影響を及ぼすのか、という話です。
地上の高低差が少ないことから、水の流れが非常に緩い、ということが挙げられます。河と言えども、上流から下流までの高低差が少ないため、おのずと流れが急になりません。非常にゆっくりと、というか流れているのか流れていないのか気が付かないようなところもあります。
日本でバス釣りをしているときは、「流れ込み」はどんな時期でもかならず投げてみる大好きなところでした。しかしながら、フロリダでは流れ込みになっている地形でも、流れがほとんどないところが多く、他の場所と釣れ具合に差を感じたことはありません。
また、水深が10mといった深いところがほとんどなく浅いので、5mの深さでも相対的に『ディープ』と考えられます。Lake Tarponでは3.5mくらいでもうディープです。
浅くて、大きな湖だと、風で簡単に水が上下に対流して混ざってしまい、夏のサーモクラインが形成されにくいでしょう。
アメリカでは、バス釣りで有名な湖はほとんどが、ダムによって形成された人造湖ですが、フロリダの湖はほとんどが天然湖です。(ごく一部に人造湖もあります。) なので、人為的な水位の変化は少なく、季節や降水量次第となります。

Comment