うちの近くの淡水には、割と大型の二種類の亀が生息しています。ひとつは、いわゆる亀、もうひとつは日本で言うところのスッポンです。これらの亀は釣り場でもよくお目にかかります。(よくお目にかかる割には、逃げ足が速いため、泳いでいるところの写真が撮れていません。)
Peninsular Cooter
別名、Florida Cooterとも呼ばれ、こちらは、通常の淡水亀で、例えるならばミドリガメの親玉みたいな感じです。よく見かけるサイズは、甲羅の長さが30㎝くらいです。フロリダの湖や池では、水面から顔を出しているのを本当によく見かける事ができます。あまり大きな音を立てず、水面から顔を出してまたすぐに水中に戻るので、魚のライズかと思ってしまうのですが、慣れてくると、波紋の出方や音から亀であることがわかるようになりました。
また、この亀はたまに陸上を旅したりします。Floridaに引っ越してきてから3カ月後くらいに、うちの庭にフラっと遊びにやってきたことがありました。この亀は地上ではそれほど速く移動できないため、人間が近づくと甲羅の中に閉じこもってしまいます。

とりあえず、家の裏の野池まで連れて行ってあげようと、甲羅の横を持って持ち上げると、それまでおとなしくしていた亀が突然暴れだして、思わず落としてしまいました。重さが結構あるため、暴れられるとしっかりと持っていられないのです。
その後も何度もやったのですが、亀は地上だと安心して閉じこもっているのですが、空中に持ち上げると危機を感じるのか、必ず手足を出して振り回し暴れるのです。このままでは長い距離を持ち運ぶことができないので、考えた結果、一瞬持ち上げてバケツの中に投入してみると、バケツの中ではおとなしくしていたので、そのまま池に連れて行って水の中に戻ってもらいました。
Florida Softshell Turtle
こちらは、いわゆるスッポンで首が少し長く、甲羅もPeninsular Cooter よりもさらに大きくなり、50㎝くらいのながさの個体が良く見られます。
この亀もたまに地上を旅します。フロリダに来てから1年くらい後に、自宅のあるコミュニティ内の道路を徐行していると、前方の道路のど真ん中に、ヘルメットのようなものが落ちているのが見えてきました。『自転車少年がヘルメットを落として忘れていったのか』と思って、車を停めて近づいてみると、それはヘルメットではなくFlorida Softshell Turtleが、甲羅に閉じこもっていたのでした。
スッポンなので、咬まれると厄介なのでどうしようかと思っていたところ、なぜか(?)バス釣り用のネットを車に搭載していたので、そのネットを使ってスッポンをすくって、どうにか道路脇の芝生まで連れてきました。

急いでいたので、その時はスッポンだけそこに放置してその場を去りました。
このように、道端や道の真ん中に亀が転がっている、というのはフロリダでは珍しい事ではありません。みんな、よけたり、踏まれないように道路の横まで移動してあげたりしている姿を見ることができます。


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